【最初に読む記事】ブログ運営者のプロフと理念、墓じまいで100万以上ぼったくられた男の末路...。
上の人気記事はこちら

閉眼供養・魂抜きのお布施の書き方や渡す際のマナーも徹底解説します

墓じまいの基本

近時において、核家族や高齢化の進行、そして少子化の影響から、永年にわたり受け継がれてきた墓地を放棄する方々が増加しています。そういった状況において不可欠となるのが、「閉眼供養」、これはお墓から霊魂を引き離す儀式です。ただしこの儀式は日常的に行われるわけではないため、「どういった準備を整えればいいのか」「どこから手を付けるべきか」と頭を悩ませる方も多いことでしょう。

今回の記事では、墓じまいにおける閉眼供養の意義、準備方法、当日の手順、お布施の相場等を総合的に解説して参ります。もし疑問を抱えている方は、本記事を参照にしてみてください。

閉眼供養とは何か

まず「閉眼」という言葉の閉眼供養における意味は、「仏の目を閉じる」ことを指し、これは人間の魂を引き抜く儀式であるとされています。各宗派によっては、「抜根式」や「脱魂式」とも呼ばれることもあります。通常、お墓や仏壇を移動させる際などに執り行われ、墓じまいの際にも実施されることが多くなっています。
ただし、浄土真宗では故人の魂が直ちに極楽浄土に到達するとの観念があるため、閉眼供養は行われません。その際は、閉眼供養の代替として「遷仏法要」が実施されます。これは「遷座法要」とも称されていますが、名前が違うだけであり、実質的な内容に差異はありません。

以下の記事では、墓じまいと永代供養の手順についてご説明しておりますので、ぜひご覧くだい。

閉眼供養の深い意味

また閉眼供養は、故人の魂を引き離すという仏教的意義以外にも、遺族の心の負担や罪悪感を和らげる意味も含まれています。

お墓や位牌、仏壇といった場所は、先祖の魂が宿る重要な場所とされています。その撤去に際して罪の意識を感じる遺族もいます。そのため、心の負担を減少させ、安心してこれらを手放せるよう、これらの仏具を「魂が宿らない物品」へと変える必要があります。

また閉眼供養を施す理由として、石材業者や仏壇販売業者との関係も挙げられます。多くの業者は、閉眼供養が施されていない墓石の撤去をためらいます。その理由は、「災いが及ぶ」や「家族内のトラブルに巻き込まれる」等、様々です。

浄土真宗は併願供養を行わなくても良い

ちなみに浄土真宗では閉眼供養は必要とされません。浄土真宗において、「遷座法要」と名付けられた法要が、閉眼供養の代わりに施行されます。「遷座法要」は「遷仏法要」の名でも知られ、これは祭りの場の位置を移動する、というニュアンスを持っています。

以下の記事では、浄土真宗について詳しくご説明しておりますので、ぜひ見てみてください。

閉眼供養のお布施袋の書き方・手渡しのエチケット

次に閉眼供養のお布施袋の書き方・手渡しのエチケットについて解説します。

閉眼供養や魂抜き、お性根抜きの際の法要においては、僧侶へお布施(謝礼)を手渡しする慣習があります。その時、

1、どの種類の袋を選ぶべきか?
2、袋の表面や裏面に何を記載すべきか?
3、僧侶へのお布施の渡し方は?

といった問い合わせを多く受けることがあります。
魂抜きやお性根抜きの法要とは、「仏壇の整理やお墓の移転・閉鎖などをする際に、住まわせていた魂を僧侶によって引き抜いてもらう儀式」を指します。この儀式は「閉眼供養」とも呼ばれます。
多くの方々は、葬式やお通夜には比較的頻繁に参加することがあるため、香典袋の記載方法や手渡しのマナーについては概ね理解していることでしょう。
しかしながら、魂抜きやお性根抜きの法要に関しては、「生涯で一度もないか、せいぜい一度」といった稀な儀式です。そのため、この際のお布施袋の記載方法や手渡しのマナーは、多くの人にとって未知の部分が多いです。

ですが過度に気を使う必要はありません。魂抜き・お性根抜きの法要は、喪事(弔い事)ではなく、したがってお布施においても、基礎的なマナーを把握していれば、特に悩むことはないでしょう。
今回の記事では、「魂抜き・お性根抜きの際のお布施袋の記載方法と手渡しのマナー」に焦点を当ててご説明します。

閉眼供養のお布施の書き方・手渡しにおける7つの礼儀

お布施を渡す際、どのように包んだり、表書きをしたりすれば良いのか戸惑う方も少なくないでしょう。このセクションでは、お布施の表書きと不祝儀袋の選び方に関する疑問を解消します。

お布施には適切なマナーが求められます。遺族として、僧侶に対して礼儀正しい態度で接することが基本的な礼儀となりますので、マナーをしっかり理解しておきましょう。

以下の記事では、墓じまいのお布施の費用について徹底解説しておりますので、ぜひご覧ください!

閉眼供養のお布施の書き方では、表書きは「御布施」が適切

お布施用の袋を用い、その表書きとして「御布施」を記載するのが一般的なマナーとされています。表書きは不祝儀袋の上部中央に位置します。なお、一部の袋には既に「御布施」が印刷されていることもあるため、その場合は追加の記載は不要です。

さらに「御布施」の記載の下には、差出人のフルネーム、もしくは「◯◯◯家」を記載します。「御布施」の記載に用いる筆は黒インクを使用し、もし不祝儀袋が手元にない場合、無地の白い封筒や奉書紙を使用することも許容されます。

不祝儀袋を利用する

表書きが完了したら、お布施は不祝儀袋に入れます。

これらの袋は多くの店舗で取り扱いがありますが、お布施は喪事とは異なり、必ずしも不祝儀袋を使用する必要はありません。手持ちの白い封筒や奉書紙を使用しても構いません。ただし、封筒を利用する場合、郵便番号の欄がないタイプを選んでください。

また不祝儀袋を用いる場合、香典と同様、表書き面に白と黒、もしくは白と黄色の水引があるものが適しています。

お札を入れる際の注意点

お札を不祝儀袋に入れる際、肖像画を上(表書きがされた面)に向けて配置しましょう。そして袋の口が開く部分に肖像画がくるように調整します。これにより、お札を取り出すときに肖像画の顔が見えるよう配慮するのが一般的なマナーです。

新札を使用することが望ましい

不祝儀袋に入れるお札は新札がいいとされています。香典として新札を用いると、「不幸を見越して準備していた」と受け取られる可能性があるため、通常は避けられることが多いです。

ただしお布施として新札を使用することにはこのような意味合いはなく、謝礼としての性質が強いため、新札の利用はマナー違反ではありません。新札を用意しておくことをお勧めします。

裏書きには金額を大字で記載

裏書きにも一定のマナーが存在します。

裏書きには送り主の名前や金額を記載します。中袋がない場合、裏面の左下に送り主の住所、名前、電話番号、金額を記載し、金額は大字で「金壱萬円也」と書きます。

中袋がある場合は、表面の中央に「金壱萬円也」と記載し、裏面に送り主の住所、名前、電話番号を記載します。

供養の前か後でタイミングを見計らって渡す

お布施を渡すタイミングも注意が必要です。儀式中や僧侶が忙しそうなタイミングで渡すことは避けましょう。一般的には、供養の始まる前や終わった後が適しています。

供養前に渡す場合、儀式が始まる前に僧侶に挨拶をしてから、「本日はどうぞよろしくお願いいたします」と言いながらお布施を渡すと良いでしょう。

供養後に渡す場合、読経が終了したタイミングで「これを受け取っていただければ幸いです」と伝えてお布施を手渡します。

香典は不要

墓じまいに立ち会う際に香典を用意する必要はありません。香典は喪事で遺族へ渡すもので、墓じまいでは不要です。

ただし、墓じまいの後で行う建碑祝いでは、それを用意するのが一般的です。また、納骨式が同時に行われる場合は、祝い事ではなく弔事として、適切な金額を用意しましょう。

個人的な意見:閉眼供養・魂抜きのお布施の書き方に囚われる必要はあまりない

近年、閉眼供養のお布施の書き方や形式について様々な意見や疑問も寄せられています。ただ私個人的な意見としては、心からのお布施ができれば形式に囚われることはないと思っています。

併閉眼供養とは、他者のために供養を行うことであり、お布施はそのお礼としての表現の一つです。しかし時にお布施の金額や書き方についてのプレッシャーや疑問が生じることもあり、高額なお布施を請求されトラブルになるという事例も。。

私は、大切なのはお布施の形式よりもその背景にある真心や願いだと思います。

真心を込めたお布施は、形式に囚われず相手に対する深い思いや感謝の気持ちを表現するものです。

例えば金額を明記せず、感謝の言葉や願いを添えてお布施をする方法もあります。これにより、形式的なプレッシャーから解放され、本当の意味で心からの寄進ができるでしょう。

最終的に魂抜き・閉眼供養のお布施において、形式に囚われることなく、真心を込めた寄進を心ができると思うのです。それが相手に対する最大の敬意と感謝の表現となり、真の併願供養の精神を体現することができるでしょう。

お墓のことで何かあれば私、栗原にご相談ください!
ここまで読んで頂きありがとうございました😊

コメント

タイトルとURLをコピーしました