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閉眼供養しないとどうなる?なぜ行う?簡単に終わらす方法を0から教えます。

墓じまいの基本

こんにちは!墓じまいプロアドバイザーの栗原です。今回は、閉眼供養をしないとどうなるのか、供養や注意点なについて記事を書いていきます。

そもそも閉眼供養とはなに?

閉眼供養は、墓石内に留まる仏様の霊を引き離す儀式とされています。これはお墓の中の仏様や先祖の霊を尊重し、敬う重要な儀式です。

お墓を建て直す、あるいは墓の位置を変更するなどの改葬が行われる際には、閉眼供養を先に行うことが勧められます。他の供養方法を選ぶときも墓じまいが行われるため、改葬と同様に閉眼供養を施します。

生活様式が多様化する中で、供養の方法も個々のライフスタイルに合わせて選べるようになりました。しかし、先祖から受け継がれてきたお墓への思いを大事にし、閉眼供養を行いながら次の世代へとバトンを渡していくことが重要です。

閉眼供養しないとどうなる?なぜ行うのか。

お墓や仏壇に日々手を合わせると、その移動や解体を考えただけで不安に感じる方が多いでしょう。罰が当たる、あるいは祟りを受けるのではないかと心配される方もいるかと思います。

お墓や仏壇には故人が仏となり、その魂が宿ると信じられています。このため、これらを軽く扱うことに抵抗を感じるのは自然なことです。閉眼供養とは、仏の魂を取り除く儀式で、これを「魂抜き」や「性根抜き」とも呼ぶことがあります。

この儀式が行われると、墓は単なる石となり解体や移動が行えるとされています。
この観点から見れば、閉眼供養は人々の心理的な不安を消し去る儀式とも解釈できます。

閉眼供養をしないとどうなるのか。その影響とは

では閉眼供養をしないとどうなるのでしょうか?お墓は先祖からの重要な継承物とされています。お墓の建て替えや移転、あるいは他の供養方法の選択に際しては、家族や親族との協議と相談を重ねることが肝心です。個人の判断のみで閉眼供養をしないと判断して行動を進めると、トラブルを招くことがあります。

墓じまいの際には閉眼供養を実施するのが一般的です。閉眼供養を怠ると、先祖への清めや慰めの意図が届かない可能性があり、石材店等が今後の作業を引き受けることを拒否することも考えられます。

親族の了解を得た上で、開眼供養ら行うことをおすすめします。

閉眼供養を自分ですることはできない

また閉眼供養は、仏壇に留まる霊魂を僧の誦経により引き離す行事とされています。従って、閉眼供養は個人で行うことは不可能です。通常ご先祖の菩提寺に頼むのが一般的です。

閉眼供養を行うのはいつがいい?タイミングを解説

お墓を手放す際

お墓を移設や処分する際に、閉眼供養を行うことが一般的です。祖先の霊は墓石に留まっているとされ、そのままでは移設作業が難しいです。

墓石を元の石の状態に戻すための閉眼供養は必須です。新しい銘文を刻む際も、このプロセスが必要とされます。石が元に戻った後、名前を刻む作業に進むことになります。

仏壇の処分や更新の際

祖先の霊は仏壇にも留まっています。お墓処分時と同じく、仏壇の移設前には閉眼供養を実施することが肝要です。
以下の記事では、お墓を守る人がいない場合のお墓の行く末について書いております。ぜひご覧ください。

位牌の更新・処分の時

位牌は、故人の名前が刻まれ、敬われるアイテムです。複数の位牌を統一する時、または墓じまいの際など、古い位牌を手放すことは一般的で、その際には閉眼法要を施します。

四十九日を迎えた木製の位牌については、新しい本位牌に収める前に、故人の霊を移す法要が必要とされ、その後、伝統に従い、寺や墓地で焼却処分されます。

遺影及び遺品処分の際

通常、故人の持ち物や遺品には霊や記憶が宿るとされています。それにより、亡くなった愛する人の遺影に祈りを捧げ、敬意を示すことは珍しくありません。

遺骨や個人の持ち物を処分するときには、墓じまいの際と同様、閉眼供養を合わせて実施すると良いです。

これは、故人の思い出を重んじ、大切にしていた物の中に故人の存在を感じ、認知する行為でもあります。

閉眼供養費用の一般的な相場

次に閉眼供養の費用について話していきます。閉眼供養に要する費用の主要な部分は、宗教者へのお布施、お車代、御膳料等が含まれます。親族を招いて閉眼供養後の会食を設ける際は、その食事代も考慮に入れる必要があります。

お布施相場:3〜5万円

お布施の相場は通常の法要と変わらず、3〜5万円程度です。もし日頃から特にお世話になっている宗教者や、地域の習慣によっては、それ以上の金額が必要とされることもあります。お布施の金額を尋ねることは失礼ではありませんので、閉眼供養の際は事前に確認しておきましょう。

お布施は白い封筒に折り目のない新しいお札を入れ、「お布施」または「閉眼供養御礼」と濃いインクのペンで記入します。お布施の渡すタイミングは読経前後どちらでも良く、僧侶への挨拶時や読経後が適しています。袱紗に包んだお布施袋を切手盆に置き、表書きが僧侶に向かうように手渡しましょう。

お車代・御膳料の手配

僧侶が霊園やご自宅まで移動する際、交通費としてお車代が必要です。お車代の一般的な相場は5千円から1万円程度です。

閉眼供養後の会食に僧侶が参加しない場合、御膳料としておおよそ5千円を準備しましょう。

お布施は仏様への供え物であり、お車代や御膳料は僧侶への感謝の気持ちを表すものです。それぞれ別の包みにすることが基本です。渡すタイミングはお布施と同時でも問題ありませんが、封筒は分けて準備しましょう。

食事の費用

親族を招いて閉眼供養後に会食を開く際、1人あたりの食事代は約1000〜2000円と考えておくと良いでしょう。

閉眼供養は家族だけで執り行い、親族へは知らせるだけというケースも少なくありません。閉眼供養の目的と合わせて、会食の設定を検討しましょう。

閉眼供養実施前の準備事項

僧侶の手配

閉眼供養の実施には、所属宗派の僧侶に依頼するのが基本です。

突如起こる問題や不都合を避けるため、寺院には早めに連絡をしておきましょう。理想としては、行事の2週間前までに寺院に連絡を入れることが望ましいです。

もし菩提寺がある場合は、そちらの寺院に依頼します。菩提寺がない場合は、墓石販売店や仏壇販売店に相談して僧侶を紹介してもらうこともできます。インターネット上では、僧侶を派遣するサービスも存在しています。

供え物の準備

法要の際に必要となる供え物や、僧侶へ渡すアイテムを事前に確認しておくことは重要です。
一般には、花や果物、お菓子などの食べ物を供えることが多く、線香や蝋燭も用意します。

しかし特定の条件や要望がある場合も考慮する必要がありますので、詳細は寺院に直接問い合わせてクリアにしておきましょう。

閉眼供養手続きの当日の流れ

閉眼供養の基本的な進行手順を以下に示します。現実の進行とは異なることもあるので、あくまで参照としてください。

1. 主催者の選定
墓地の所有者、利用者、または墓地継承者が主に墓じまいの手続きを進めます。

2. 手続きの確認
寺院や霊園に手続きを確認します。改葬の場合、改葬許可書が必要とされ(閉眼供養を行う墓地管轄の市区町村で取得)。墓地変換届や離檀届等も墓地管理者へ提出します。

3. 日程調整
ご住職や石材店関係者と日程を協定します。

4. 墓地の整備
お墓とその周囲を清掃し、お線香やお供え物を準備します。祭壇で使用するアイテムは石材店に確認しておきましょう。

5. 閉眼供養実施
ご住職にお布施を手渡し、供養が行われます。

6. 供養後の措置
お墓から遺骨を取り出します。遺骨の保管方法は供養方法によって異なり、事前確認が重要です。

以下の記事では、お布施の費用について徹底解説しておりますので、ぜひ見てみてください!

閉眼供養の服装は?

閉眼供養は通常、家族や近い親戚だけで行われ、喪服を着る必要はないのが一般的です。ただし、目立つ服装やあまりにカジュアルなスタイルは避け、適切な平服を選ぶことをお勧めします。落ち着いた色調の服装、例えば黒、ネイビー、ダークグレーなどが、男女共に適しています。

閉眼供養時の考慮事項

閉眼供養を行う際、特に墓じまいを進行する時には注意が必要です。
先祖代々の墓を取り壊す時には、家族や親族と事前に相談をし、トラブルを防ぐ必要があります。加えて、墓じまいとともに檀家を離れる場合は、菩提寺に対して丁寧に状況や理由を説明しましょう。
墓じまいの理解を得ることが、閉眼供養の依頼の前提となります。

親族の同意を得る

少子高齢化が進む現代では、先祖代々の墓を継ぐことが難しい状況が増え、墓じまいの需要も高まっています。それでも、墓じまいに否定的な見解を持つ人も多いです。
そのため、親族に墓じまいの意向を相談し、合意を得ることが重要です。多くの関係者がいる場合、反対意見も出るかもしれませんので、慎重に対応しましょう。
墓じまいや閉眼供養の日程は、親族の了解を得た上で調整することが望ましいです。

閉眼供養料を確認

閉眼供養料の金額に不明点があれば、寺院に確認しても良いでしょう。お布施は一般的に3〜5万円とされますが、寺院との誤解を避けるため、具体的な金額は確認しておくと安心です。

菩提寺との調整

離壇、つまり菩提寺の檀家をやめることがあります。墓じまいをした後で遺骨を別の場所に移し、檀家を離れる場合は、離壇料も考慮に入れましょう。通常、離壇料は5万〜20万円程度ですが、具体的な額は菩提寺との関係によります。

墓じまいの対応

墓じまいは通常、石材店や専門の業者に依頼しますが、閉眼供養をしていないと作業を受け付けてくれない場合もあります。これは、事故を防ぐためや、伝統的な信仰・習慣を尊重するためです。ですので、閉眼供養を行うことは重要で、多くの業者がそれを要求しています。

まとめ

今回の記事で、閉眼供養をしないとどうなるか分かって頂けたかと思います。閉眼供養は、土地や物に宿る魂を尊重する日本の伝統的な考えを反映した儀式です。
墓石や仏壇への変更は、多くの場合、生活の転機や変更を示しています。
閉眼供養は、新しい生活の始まりをスムーズかつ清らかな気持ちで迎える助けとなり、過去への感謝と執着の解放という意味でも重要です。
特に、墓じまいのような微妙な感情を伴う行為でも、閉眼供養によって心の不安や疑問を解消し、心を軽くする助けとなります。
ここまで読んで頂きありがとうございました!

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