【最初に読む記事】ブログ運営者のプロフと理念、墓じまいで100万以上ぼったくられた男の末路...。
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墓じまいを無視し続けた人の体験談。放置し続けた人の末路とは

墓じまいの基本

墓じまいを無視し、お墓を放置すると何が起こる?その結果の問題点

お墓の維持管理が困難になる中で、墓じまいを検討する人々が増加しています。だが、墓じまいの手続きが不明確である、親族間での協議が難航する等の理由から、墓を無視することを選ぶ方も見受けられます。

放置された墓がどのような結末を迎えるのか、また、墓に纏わるトラブルを避けるための対策について、こちらで詳細にご案内いたします。

墓じまいが推奨されるケースについても解説いたしますので、どのように対処すればよいかお悩みの方は、是非とも参照してみてください。

お墓を無視してしまうとどうなってしまうのか

墓じまいを行わず、お墓をそのままにしておくと、どのような結果が待ち受けているのでしょうか。
お墓の将来について語ります。

お墓がほったらかされると、霊園や墓地の管理者が最終的にはそれを取り除きます。だがただ放置しただけでは、すぐに取り除かれるわけではないですね。
ここでは「お墓の放置」は「年間管理費(護持会費)が支払われない状態」と仮定して説明していきます。

放置されたお墓が取り除かれるまでの一連の手続きは以下のとおりです。

・管理費に対する支払督促が電話や書面で通知される(支払い期限は霊園や墓地によって違います)
・期限が過ぎると、該当区画に告示板が立てられるか、官報に使用者確認の告知がなされる
・告知から一定期間経過しても使用者から管理者に連絡がない場合、遺骨は取り出されます
・墓石は取り除かれ、更地となり、新たな使用者を募る段階に入ります

上記のプロセスを踏まえ、放置されたお墓は取り除かれることになります。取り出された遺骨は、大部分が合祀墓に納められます。

霊園や墓地からの連絡を完全に無視する強い意志がない限り、お墓を放置するのは難しいでしょう。さらに愛する先祖を見捨てるのは心が痛むことでしょう。

今、民間・公共の霊園だけでなく、寺院の墓地を含め、放置された無縁墓は社会問題として取り上げられています。親族に連絡がとれない期間が長引く場合、管理者は適切な手段で墓石を撤去する可能性があります。

ご先祖への敬意として、もし墓の管理が負担に感じるならば、墓じまいを選ぶことも一つの方法です。次の見出しでは具体的な流れについて見ていきます。

以下の記事では、墓じまいと永代供養について徹底解説しておりますので、ぜひ一読ください。

墓じまいを無視し、時間が経過すると無縁仏の状態に

多くの方が毎年お墓の管理費を支払っていると思いますが、これは墓を設置する場所の費用や施設維持費として必要とされるものです。

「管理」とは、清掃が行われる、または水が替えられるといったサービスを指すわけではありません。お墓のケアは所有者の責任です。

管理費を支払っているからと言って、墓石の手入れをされるわけではなく、何も手を加えなければお墓は徐々に荒れていくでしょう。

そして管理費を納めないままでいると、管理者から催促が来ます。催促に応じて滞納分を支払えば問題ないですが、一切の連絡を避けると、所有者への警告として目立つ位置に立て札が設置され、官報にも告知されることがあります。

それでも何の対応もせず放置していると、お墓は無縁仏として撤去され、ご遺骨は他の無縁仏と共に合祀されることが一般的です。

一旦合祀されると、ご遺骨を取り戻すことは不可能です。そういった事態を避けたい場合は、寺等からの連絡を無視しないよう注意が必要です。

墓じまいを無視して公立の墓地では即座に撤去されることは稀

お寺の墓地ではスペースが限られているため、墓を放置すると無縁仏として撤去されることが一般的ですが、公立の墓地や民間の霊園では、お墓がすぐに撤去されることは稀です。

公立の墓地では税金が投入されており、撤去の際も公金が使われるため、予算内で無縁仏が増えても都度撤去は行われません。したがって、ただ墓を放置しただけでは、お墓が即座に撤去されることはありません。

民間霊園でも、使用可能なスペースがある限り、お墓はすぐには撤去されないでしょう。

ただこれが墓を放置しても問題ないというわけではなく、管理費の滞納は避けなければならず、状況によってはお墓が撤去されることも考慮すべきです。早急な対応が求められます。

お墓の維持が難しい時、墓じまいを考慮すべき状況

お墓の維持が難しく感じられた場合、墓じまいを選ぶべきか、何とかして維持を続ける手段を探すべきか、迷います。もし、お墓の管理が重荷と感じるならば、墓じまいが適切かもしれません。

下記に具体例を挙げますので、これに当てはまる方は墓じまいを考慮してみてはいかがでしょう。

お墓参りが困難になる高齢の場合

高齢化に伴い、定期的なお墓参りが難しくなる方が増えています。それを考慮し、お墓参りがまだ可能なうちに墓じまいを考えると良いでしょう。

健康状態などによりお墓参りが困難になる場合もあります。墓の周りの掃除やお水の持ち運び等、身体的に負担と感じる作業も増えてくるでしょう。

そんな時は、墓じまいをして、より手軽な供養の方法を選ぶのも一つの方法です。

管理費の重荷を感じる時

お墓の管理費はお寺により異なりますが、大体数千円から15,000円程度が目安です。管理費以外にも、交通費やお布施等、お墓参りには別の経費もかさみます。

年に一度のお墓参りでも、費用はそれなりにかかり、これが今後も継続すると考えると、負担を感じる方もいるでしょう。

引越しによりお墓が遠くなった場合

例えば北海道の地元にお墓がある方が東京に移住した場合、お墓参りは大きな負担となります。
交通費だけでなく、家族全員でのお墓参りはかなりのコストがかかるでしょう。

歳を重ねるほど、遠くのお墓への訪問は困難になり、墓が放置される期間が長くなれば、そのお墓は荒れてしまうこともあります。

お墓の継承者が不在の場合

お墓を適切に管理している方でも、継承する人がいなければ、将来的に無縁仏となるリスクが高まります。

継承者がいないとお墓が放置され、いずれは無縁仏になってしまうことを防ぐため、生前に墓じまいを考慮することが重要です。

子供や孫への負担を避けたい場合

以前は子供が親のお墓を引き継ぐのが一般的でしたが、現在ではその考え方は変わってきています。

お墓の管理が子供や孫にとって重荷となることを懸念する人も増えています。その場合、早めに墓じまいを考えることも選択肢の一つです。

特に遠方のお墓を管理するのが大変だったという経験がある方は、同じ苦労を子供にはさせたくないと感じるでしょう。

しかし管理を子供や孫が喜んで引き受けたいと思っている場合もありますので、一方的に決定せず、家族や親戚と相談して決めましょう。

檀家としての責務が負担に感じる場合

お寺にお墓を持っていると、管理費だけでなく、檀家としての責務も伴います。定期的に法要に参列したり、お寺の維持に必要なお布施を行ったりする必要があります。

檀家であると、お寺との関係が深くなりますが、これが重荷に感じる方は、墓じまいを検討する価値があるかもしれません。

墓の存在に気づかないケース

一部の人々は、お墓が存在すること自体を知らないまま、知らず知らずのうちに管理費の滞納を続けていることもあります。通常、管理費が滞納すると墓地管理者から催促状が送られてきますが、他の書類と一緒になってしまい、見過ごされることもあると言われています。

そういった状態になってしまったときは、遅ればせながら墓地の管理者へ速やかにコンタクトをとり、状況を丁寧に伝えましょう。

墓じまいを行わない際、将来的に発生するであろう負担

墓じまいを選択せず、お墓の管理が困難になった場合、将来にわたりどのような事態が発生する可能性があるのでしょうか?

以下のような問題が起こり得ます。

•お墓の掃除等が不十分になり、荒れた状態に陥る
•管理費やお布施の支払い負担が持続
•檀家としての義務を続けて遂行しなければならない

お墓の管理は単に参拝するだけではありません。お寺にお墓を持つことは財政的な負担も引き起こすことを考慮し、維持管理が可能かどうか慎重に考える必要があります。

もし負担が過大であると感じた場合、早期の墓じまいを考慮することをお勧めします。

墓じまいを無視しないために、手続きをご説明

墓じまいについてどのように手を進めれば良いのかわからない方も多いでしょう。ここでは、墓じまいのプロセスを簡潔にご案内します。

親族間での協議

初めに家族や親戚と一緒にお墓の今後を協議する重要です。自分だけでは管理が困難だと感じても、お墓を引き継ぎたいと希望する親族がいるかもしれません。

全員が管理を拒む場合、墓じまいの方針に皆が同意できるよう進めましょう。

次の供養手段を検討

墓じまいが確定したら、その後どのように供養するか考えます。

•新しいお墓を別の場所に設ける
•永代供養墓を探す
•納骨堂へ移転
•散骨を行う
•樹木葬を選ぶ
•手元供養を実施

などが選択肢として考えられます。

新しい場所での管理が可能であれば、お墓を移転するのも一つ。また、永代供養も選択肢としてあります。

寺院への相談

墓じまいを実施する場合、まず寺院に相談を行いましょう。墓石を撤去し、遺骨を取り出す作業が必要になりますが、その際、寺院と日程などを調整することが不可欠です。

ただ「墓じまいをします」と直接伝えるのではなく、「お墓の管理が困難」といった形で相談を始めると良いでしょう。

以下の記事では、お寺との付き合いについて書いておりますので、ぜひご覧ください!

墓じまい業者の選定

墓じまいの作業を行う業者を選びましょう。石材店に依頼することが一般的ですが、見積もりを取得し、料金を比較検討することが重要です。

行政の手続き

墓じまいが寺院にも認められたら、行政への手続きを進めましょう。

お墓を移転する際には、寺院や霊園から必要な書類を取得し、役所に提出して改葬許可証を取得します。

墓じまいと改葬

必要な書類が整ったら、墓じまいの工事を開始します。工事前には閉眼供養を行い、墓石から故人の魂を移し、墓石を単なる石として扱えるようにする儀式が必要です。

工事日と閉眼供養を同日に行うことも可能です。一度に手続きを済ませると効率的です。工事日と閉眼供養の日程を調整し、スムーズに墓じまいを進めましょう。

墓じまいを無視した人の末路の体験談

次に、私がお話を伺った墓じまいを無視してしまった方の飯田さん(仮)と松永さん(仮)の体験談です。

墓じまいを無視して後悔した飯田さんの体験談

飯田さんはかつて、お墓の管理が難しくなった時に墓じまいを無視してしまった方です。彼は仕事の関係で遠くに移住してしまい、帰省が難しくなりました。それに伴い、家族のお墓の手入れも怠ってしまうことが多くなりました。歳月は流れ、飯田さんは高齢になり、墓参りがほぼ不可能な状態に。その間にもお墓は荒れ、管理費の未払いが積み重なっていました。

その結果、お墓は無縁仏となり、遠くの親族も飯田さんと連絡が取れなくなりました。お墓が荒れていることを他の親族に知られてしまい、彼は親族からも孤立する形となってしまいました。飯田さんは末期的には深い孤独と後悔に苛まれ、身寄りもなく亡くなりました。

飯田さんの末路は、お墓を管理しきれなくなったことから始まった孤立でした。これが彼の最後を寂しいものとしてしまいました。

墓じまいを無視して後悔した松永さんの体験談

松永さんは、お墓の管理に手を抜き始めたことで、いつしかお墓が大変な状態になってしまいました。彼女は以前は地元で暮らしていましたが、子供たちの都会への移住に伴い、一緒に住むことに。その際、お墓の管理を完全に放棄してしまいます。

時間が経つにつれ、お墓は見る影もなく荒れ果てました。管理費も払われなくなり、お墓は撤去の対象となりました。松永さんは気がつけば、先祖の墓がなくなり、供養する場所もなくなってしまったのです。

これをきっかけに松永さんは深い悲しみに暮れ、心の健康を害してしまいます。子供たちにも負担をかけ、家族関係が微妙なものとなりました。最後は病院のベッドで、心に大きな穴を抱えたまま静かに息を引き取りました。

松永さんの末路は、お墓を守り抜くことの重要性を痛感させられるものでした。彼女のケースは、墓じまいを無視することの深刻な結末を物語っています。

墓じまい過程でのトラブルを避ける要点

墓じまいは一度限りの過程であり、誤った手順やコミュニケーションミスから生じるトラブルを避ける必要があります。以下に、トラブルを防ぐための注意点を挙げます。

以下の記事では、墓じまいの相談を事前にせずに後悔した人の体験談を書いておりますので、ぜひ一読ください。

親族内の話し合いを大切に

重要なのは、親族間での十分な対話です。お墓や信仰に関するテーマはデリケートなため、理性だけでは解決しきれない問題がしばしば出てきます。

お墓がなくなることに対する抵抗感を持つ人もいれば、祈りの場を失うことへの懸念もあります。強引に墓じまいを進めれば、家族や親戚との関係に亀裂が入り、絆が失われる可能性も否定できません。

全員が納得できる解決策を見つけ、時間をかけて話し合うことが重要です。

寺院への感謝の表明

寺院が長年にわたりお墓の管理を行ってきたことも考慮し、感謝の意を伝えましょう。「お墓参りができない」という理由だけで一方的に墓じまいを通告するのは不適切です。

多年にわたる寺院との関係に感謝し、それを寺院に対してしっかりと表明することが重要です。そうすることで、不必要なトラブルや法外な離檀料の請求などを防ぐことができます。

感謝の意を忘れず、お墓の管理が困難になったとしても、礼節を持って対応しましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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