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納骨式のお供えは浄土真宗の場合何がいい?納骨の手順や方法も解説!

お墓ライフスタイル

こんにちは!お墓プロアドバイザーの栗原です。この記事では浄土真宗について、納期式のお供えはどうする?費用や手順、注意点について徹底解説していきます。

納骨式のお供え物は、浄土真宗ではどうする?

では浄土真宗は他の宗派にはない特徴を持ち合わせているため、納骨式のお供え物に関しても特殊な規定があるかもしれないと思っている方もいるかもしれません。

しかし浄土真宗の納骨式のお供え物に関して特定の規則や制約は存在しません。

他宗派と同じく、故人が生前愛していたアイテムや食べ物を供えることができます。

お花、果物、お酒など、故人の好みや趣味に基づいて選んで供えることが良いでしょう。では具体的に何がいいか見ていきましょう。

納骨式のお供え物に適した祭壇用生花は?

納骨式で必要とされる祭壇の花は一対必要とされます。これらの花は主催者が準備するので、手配を忘れないようにしましょう。これは浄土真宗の納骨式のお供えでも同様です。

基本的に、生花であれば花の種類に制限はありません。

しかし葬儀や墓参りではタブーとされる花(例:棘があるバラ、強い香りの花、花粉が多い花、花がすぐに落ちる種類)は避けるべきです。

故人が好んだ花を選ぶと良いですが、季節によっては手に入りにくい花もありますので、季節の花を加えてアレンジメントを豪華にしても良いでしょう。

墓参りに持って行く花に関しても特定の規定はなく、伝統的な仏花を選ぶだけで十分です。参列者が花を準備することも許されています。

納骨式の生花選びで迷ったら専門店へ相談

納骨式が寺院で執り行われる際は、事前に詳細を確認しておくことが重要です。寺院が提供している花立てのサイズ(深さ)、数、またアレンジメントの要否等を事前にチェックすることが必要です。

寺院での要件を正確にノートして花屋に伝えることで、適切な花のアレンジメントが準備できます。自宅での納骨式や、寺院に花立てがない場合は、予算に応じて一対のアレンジメントを用意しましょう。

菊は喪中の花として一般的ですが、菊を用いるかどうかは個人の判断によります。花選びに慣れていない方は、どのようにアレンジをするか迷うかもしれませんが、

そのような時は花屋にアドバイスを求めると良いでしょう。

納骨式のお供え:お花以外のオプション

供物として生花以外に何が必要かは、地域や宗派により異なります。

最近では、物品の代わりに「供物料」としてお金を供えることが一般的になっています。供物料の額は故人との関係や親しい度合いにより変わるので一概には言えませんが、一般的な相場は5000円~20000円程度です。

表書きは「供物料」で、水引は黄白、黒白、黒銀、双白、青白等の結び切り、またはあわび結びが適しています。

多くの場合、供物料だけで十分で、他の供物を持ち込む必要は通常ありません。もし持ち込む場合、参列者同士で分けることも考えられるので、小包装のお菓子や果物、お線香、お酒など、分配しやすいアイテムを選びましょう。

ただし墓地の規則によってはお酒を供えることが禁止されている場所もあるので、事前に確認が必要です。施主として準備する供物も地域や宗派、僧侶により異なるので、事前に必要な物を確認しておくことが大切です。

通常、海の幸(昆布やわかめ等)、山の幸(季節の野菜など)、果物(季節の果物を1~2個)、お酒、丸餅、お線香、ろうそくなどが準備されます。

浄土真宗の納骨式、他宗派とどう異なる?他の宗派とどう違うか徹底解説

浄土真宗において納骨式を行うタイミングは他宗派と変わりません。

ただ異なる点として、他宗派では一つの骨壺に遺骨を納めるのに対し、浄土真宗では場合によっては二つの骨壺を使うことがあります。

例として浄土真宗本願寺派では、主要な骨壺に喉仏以外の遺骨を集め、それをお墓に安置します。さらに、二つ目の骨壺に喉仏を入れ、これを大谷本廟に分骨として納めるのです。

浄土真宗東本願寺派も、分骨の手続きを行いますが、すべての遺骨を大谷祖廟に納めることが許されています。

以下の記事では、遺骨をどうするかについての選択肢について書いておりますので、ぜひご覧ください!

浄土真宗の独自性

上記で浄土真宗の納骨式の特徴に触れましたが、その思想自体も他宗派とは異なる部分があります。浄土真宗と他宗派との違いを把握するには、その独自の性格を理解することが肝要です。

本稿では、浄土真宗の特色を一つ一つ解説していきますので、参考にしてください。

浄土真宗の思想

浄土真宗には、「悪人正機」という思想が根底にあります。これは浄土真宗の教義の中で非常に中心的な位置を占めています。

「悪人正機」を要約すると、善人が救済されるのは当たり前で、真に救済すべきは罪人である、という考え方です。言い換えれば、浄土真宗の思想の核心は、「救済の真髄は罪人を救うことにある」ということです。

阿弥陀仏はすべての生き物を救済の対象と見なしており、そのすべての生き物はこの末法の世を生きる罪人であるとされています。

四十九日法要の納骨際のお布施相場は?

四十九日法要で納骨を伴う際のお布施の相場は、四十九日法要のお布施に加えて、概ね5万円~10万円の範囲とされています。

各宗派の基本的な四十九日法要のお布施の額は異なることも考慮に入れるべきです。以下に、主要な宗派別のお布施相場を示します。

– 浄土真宗・浄土宗:
葬儀時のお布施の約10%が目安。

– 曹洞宗:
おおむね30,000円~100,000円。

– 真言宗:
約30,000円

– 日蓮宗:
約50,000円

– 天台宗:
30,000円~50,000円の範囲

– 臨済宗:
30,000円~50,000円

以下の記事では49日までの遺骨の置き方について詳しく紹介しております。ぜひご覧ください!

納骨の方法

前に述べた通り、浄土真宗の特色として、二つの骨壺を用いて分骨を行うことがあります。

喉仏の骨は浄土真宗において特別視されており、本願寺派ではこの喉仏の骨を分骨し、京都の大谷本廟、親鸞聖人の墓所に納めることが一般的です。

東本願寺派では、親鸞聖人の墓所である大谷祖廟に遺骨を納めることができます。喉仏の骨は、仏陀が座禅を組んでいる姿を連想させるため、他宗派でも重要視され、最後に納められることが多いです。

浄土真宗の納骨式のタイミング

浄土真宗での納骨のタイミングは固定されていません。僧侶によっても意見が異なり、四十九日法要が終わればいつでも納骨が可能という考えの人もいれば、100日が過ぎてからという考えの人もいます。

また、納骨式を行う期限も設けられていませんので、僧侶と相談して計画を立てると良いでしょう。一般的には、一周忌や三回忌の法要と同時に納骨式を行うことが多いです。

浄土真宗における納骨手順

浄土真宗での納骨手順には他宗派とは異なる特徴があります。

以下では、その手順について詳しく説明していきますので、参考にしてみてください。

以下の記事でも、浄土真宗について触れておりますので、ぜひご覧ください!

建碑法要の進行

建碑法要、または建碑式は、浄土真宗で新たに墓を建てる際に執り行われる法要です。

他宗派では納骨の際に新墓に故人の魂を呼び寄せる「入魂式」が行われますが、浄土真宗では「魂」の概念がないため、入魂式の代わりに建碑法要が行われます。

建碑法要では納骨の際、墓に白布を被せ、経文を読み上げます。この法要が終わると、新しく建てられた墓が正式に「墓」として認められるのです。

墓に土を掛ける作業

建碑法要の後で納骨が行われます。この際、他宗派では親族や友人、故人と親しい人たちが順番に香を焚きます。

しかし浄土真宗での納骨式では、香を焚くと共に、遺骨を埋葬した墓に土を掛けるのが一般的です。

納骨時に土を掛ける作業には特に定められた方法はありません。初めて参加する方はどうすれば良いかわからないと感じるかもしれませんが、他の参列者の動作を見ながら堂々と行動すれば問題ないでしょう。

浄土真宗で納骨式を執り行う際の注意点

浄土真宗の納骨式には特に注意すべきポイントがあるかもしれませんが、ここではその主要な注意点を挙げてみましょう。

例えば、経済的制約などから大谷本廟や大谷祖廟に納骨できない場合も考えられます。

法名に階級や地位は関係ない

浄土真宗の教義では全ての人が平等に救済されるとされています。このため法名に階級や地位を示すものはありません。

また、お布施の額も法名の階級や地位に影響しません。高額なお布施をしても法名が格上げされるわけではなく、法名を授ける際のお布施も必須ではありませんが、一般的には30,000円から100,000円程度のお布施がされることが多いです。

本尊納骨が難しい時は地元の寺院に相談

「本尊納骨」は、故人の喉仏を大谷本廟や大谷祖廟に納骨することを指します。

しかし何らかの理由でこれが難しい時は、近くの浄土真宗の寺院に相談して埋葬を行うこともできます。

もし経済的な理由等で本尊納骨ができない場合、寺院に相談してみましょう。

大谷本廟や大谷祖廟への納骨、手続きは?

浄土真宗では「大谷本廟」と「大谷祖廟」という、似ているが異なる名前が出てきます。

大谷本廟は親鸞聖人の娘、覚信尼によって創設された親鸞聖人の廟で、大谷祖廟は親鸞聖人の遺骨が安置されている墓です。

喉仏以外の遺骨は通常の墓に埋葬し、喉仏の部分は大谷本廟か大谷祖廟に納骨します。納骨方法は、

・親鸞聖人の墓に近い祖壇納骨
・大谷本廟の納骨堂に納める無量寿堂納骨

この二つがあります。

祖壇納骨の際には事前手続きが必要で、礼拝や合掌の後、明著堂に移動し、喉仏を入れた骨壺を持ち寄ります。

無量寿堂納骨では、大谷本廟の受付で手続きを行い、納骨所で経をあげた後に納骨が行われます。

浄土真宗の納骨式手順、知識を深めよう

浄土真宗の納骨式では、他の宗派と異なり、喉仏を大谷本廟や大谷祖廟に分骨納骨し、個人の墓への納骨も独特の方法が取られます。

この文章では、浄土真宗の納骨式の流れや、他の宗派との違い、さらには浄土真宗独自の特色などについて詳しく解説しましたので、ぜひ参考にして、納骨式を円滑に進める準備をしてください!

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